
ふと思ったのですが。
例えばライブ演奏のテンションや気合いの数値が最大で100%とします。
100%のライブは、興奮状態もう汗だくだくです。
アナム&マキの時代はとくに、
「私は汗をかかなきゃライブをやった感じがしない!」
とさえ思っていました。
…なんか馬鹿っぽいなー。
とほほ。
はずかしいけど、本当にそう思っていました。
集中して、感覚を研ぎすまして、いわゆる闘いに挑むような気合いを入れていたかと。
まあアナマキはセッションユニットでしたからね。
相手がいるいないでテンションは大きく変わりますものね。
いい意味でも悪い意味でも力が入っている状態。
汗をかいて、しゃかりきに演奏して歌って。
それはそれでよかったと思います。
悪い言い方をすると、チカラ技で勢いを作りだしていた部分があるかと思います。
そうすることに、より他人に想いが届き、演奏もうまくいくもんだと。
ワッショイとね…。
そういうのも好きですし、今も多少そういう自分がいるのも否めないんですが。
でもね、ひとりになって、ライブをたくさん重ねたり、色んな方のライブを拝見したりしていると、「そうでもないんだよなー」と改めて思うようになったかな。
つまり、わかりやすく言うと、北風と太陽のイソップ童話のような感じです。
大きな力を出しすぎても通り過ぎてしまうことがあるんだーと。
きっと80%くらいがちょうどいい、なんて思い込んでいましたが、それも違うかも、とさえ今は感じているのです。
『30%の魅力』
コレです。
言葉にするのが難しいのですが、30%でももちろん気合いは入っているし、集中しているんだと思いますが、とにかくボリュームの目盛りが小さい感じ。
『30%』のボリュームだからこそ、聴こえてくる思いや音があるんじゃないのかなあ、と。
いや、でも音量の話ではないんですよ。
なんだろうなー。
うまく言えないなー。
冷静でいるってことなのかな。
・・・そうなのかな。
そうなのかも。
気合いだけで演奏しないってことかな。
余裕を持つ、ということなのかな。
『30%』の魅力も少し追求したいなあ、と思った最近のワタシです。
心おだやかに、水面が大きく動くことのない、すーーーっとした静穏な表現力。
何だかとても憧れます。
きっと、もっとギターや歌が上手くならないとだめなのかもな。
それだけの話かもしれません(笑。